日本のハーブ ヨモギ

日本でとても馴染みのある「ヨモギ」

春とともにヨモギの季節がやってきます。待ちに待った季節の到来です♬

子供の頃は毎年、家族総出で山菜摘みに出かけてはヨモギ、セリ、ワラビなどを収穫して食べていました。私にとってヨモギはごくごく普通にある春の食べ物でした。

そんなある時、スーパーで乾燥ヨモギやセリが販売されているのを見て驚きました。みんながみんな収穫しにはいかないんだ・・とだいぶ大人になってから知りましたw

今日は身近にあるからこそ知っておきたいヨモギのことをご紹介します。


ヨモギの活用法

ヨモギは新芽のやわらかい部分(6~8㎝ほど)だけを摘み、天ぷら、お団子、お餅、お茶などいろいろ活用できます。


𓎩天ぷらにするとき

採りたての新鮮なうちに食べるとアクもなくおいしく頂けます。ヨモギの特徴でもある軽い苦みが苦手な場合も、天ぷらでは苦みがなくとても食べやすくなります。

𓎩お団子やお餅づくりに

タンサンと一緒に数分茹でてからミキサーにかけたもの。

または、生のまま乾燥させてパウダー状にしたもの。

どちらかを使います。生の方がよりフレッシュなヨモギの香りと色も鮮やかです。乾燥したもの芳醇な香りと保存がきくので重宝します。

𓎩薬草風呂にするとき

乾燥したものをお茶袋や大きめの布袋に詰め水を入れたお鍋で5分ほど煮ます。袋ごとそのままお風呂に入れると薬草風呂が楽しめます。


お風呂で使うときは新芽ではなく大きく伸びた部分を使って新芽は食べるのがおすすめです♩


ヨモギの主な成分

ビタミン類を多く含み美容と健康のハーブです。特に女性におすすめです!

βカロテン 体内でビタミンAへ変換されます。抗酸化作用で発がん抑制、老化防止、皮膚や目などの粘膜を健康に保つ眼精疲労や視力回復、皮膚の粘膜形成を助け、角質化を防ぎ、肌を健康に保ちます

ビタミンK カルシウムの吸収を助けるため丈夫な骨をつくる、血をとめる凝固作用「止血ビタミン」とも言われる。不足すると青あざが残ったまま治りにくい状態になります

クロロフィル 「緑の血液」と言われ緑色野菜に多く含まれます。血液をきれいにする浄血作用

血液サラサラが血行促進、冷え性の改善に繋がり、婦人科系のトラブルにも期待できます。またコレステロール値の低下、ビタミンの働きにより美しいお肌へ、食物繊維の働きで老廃物を吸着し排出することによるデトックス効果も。よもぎ蒸しが良いといわれるのも納得できますね!

精油の成分

爽やかな春を思わせるフレッシュグリーンの香り。アロマ(精油)※としても♩食べるだけでは終わりません。

1-8シネオール 気管支の炎症や喘息など和らげる他、抗菌、抗ウィルス、抗炎症、免疫強化など

※国立健康栄養研究所データより(精油類0.2%)


ヨモギは奥が深く今日はほんの一部をご紹介しました。ご参考いただけたら嬉しいです♩

また摘みたてヨモギが採れたときにブログでご紹介したいと思います♩

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

Sense of Botany

センスオブボタニー アロマとハーブの暮らし。

0コメント

  • 1000 / 1000