アンチエイジングに米ぬか油

【国内原料100% 数少ない植物油のひとつ】

こめ油 / 米ぬか油 / ライスオイル / ライスブランオイル いろいろ呼び名がありますが

すべて玄米を精製するときにでる”米ぬか”から採れる植物油のことをいいます。

国産原料100%で昭和初期から作られてきた数少ない植物油のひとつ。現在は米の消費量低下により生産量も減少し原料の一部は輸入に頼らざるを得ない問題もあるようです。

日本ではよく見かけるオイルですが、実はすばらしい成分が豊富に含まれた植物油なのです。

【すぐれた栄養成分と働き】

米ぬか油には体内で合成できない必須脂肪酸に属する成分(オレイン酸、リノール酸)、健康維持に役立つ成分が多く含まれています。

オレイン酸 善玉コレステロールはそのまま、悪玉コレステロールの吸収を抑え、動脈硬化や心疾患、高血圧の予防。肌へは高い保湿力と美容成分を浸透させる働き

リノール酸 血中コレステロール値を下げ血管の硬化予防。肌の皮脂腺を活性化し水分をキープし肌のバリア機能を守る

ビタミンE(トコフェロール) 抗酸化作用で老化の原因となる体内脂質の増加を抑え、冷えの緩和、シミや肌荒れ改善、ホルモン分泌を整える。不足すると月経不順がおこりやすくなる

トコトリエノール ビタミンEの約50倍と言われ抗酸化力が高いため、スーパービタミンEとも呼ばれ、がん細胞に働きかけ成長を妨げる効果があるともいわれています

γ-オリザノール(ガンマオリザノール)自律神経の整え、生活習慣病予防、シミ、しわ、くすみなどの年齢肌の悩みを解消。他の植物油には含まれない成分

【食べるもよし。塗るもよし。質の良いオイルとは?】

米ぬか油に限らず、すべての植物油は2つの方法で作られます。

圧搾法 圧を加えて搾る方法 昔ながらの製法

抽出法 化学溶剤を使って油を溶かし出す方法 大量生産でき安値

圧搾法は化学溶剤抽出したものに比べ、天然成分が多く含まれているため、こちらをおすすめします。値段がとても安いオイルはだいたいが抽出法です。「一番搾り」「圧搾法」など書かれていれば、ほぼ抽出油ではないです。よく見かけるものはほとんどが抽出油でお値段もそこまで高くありません。圧搾法のオイルはナチュラル食材店やネットなどから購入できます。

【食用と化粧品用の違い】

食用油、化粧品用(キャリアオイル)は製造工程に違いがあります。そのため食用を使用するとお肌に刺激を与える物質が含まれている場合や、使用感も異なりますので、マッサージオイルなど直接肌につける際はキャリアオイルをおすすめします。


私もすっかり米ぬか油に魅了され、若返り効果もねらって、肌への浸透力がすごく良いので主にスキンケアで使用することが多いです。

食事とスキンケアで体の中からも外からも質の良いオイルを取り入れ美と健康を保ちたいですね。

Sense of Botany

センスオブボタニー アロマとハーブの暮らし。

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